Redwireは2020年創業の宇宙インフラ企業です。太陽電池パネル、アンテナ、3Dプリンティング装置などの宇宙ハードウェアを手がけてきましたが、Edge Autonomy買収によって防衛向け自律システムにも軸足を広げました。ISS向け機器の実績もあり、純粋な宇宙スタートアップというよりは宇宙・防衛のクロスオーバー企業として位置づけられています。
同じ宇宙関連銘柄ではRocket Lab(RKLB)が先行して利益体質に近づいていますが、RDWはまだ赤字段階。受注残の積み上がりを実際の売上・利益に転換できるかどうかが今後の焦点です。
2026年Q1決算が5月8日に発表されました。
売上・EPSともに予想を下回るミスでしたが、内容を読み解くと一時的な費用の影響が大きく、事業の実態は改善傾向です。
受注残は過去最高の$498.1Mに達しており、今後への期待が先行している銘柄です。
2026年5月17日時点の株価は$14.10(52週レンジ:$4.87〜$22.25)です

Redwire(RDW) 26年Q1 決算結果
| 結果 | 予想 | |
|---|---|---|
| 売上 | $97.0M(前年比+57.9%) ❌ ミス | $105.0M |
| EPS(GAAP) | -$0.40 ❌ ミス | -$0.15 |
| グロスマージン | 26.6% ✅ | — |
| 調整後EBITDA | -$9.2M(改善) | — |
純損失$76.5Mのうち$42.5Mは非現金・一時費用です。
Edge Autonomy買収に伴う株式インセンティブの加速計上で膨らんだものであり、実態を示す調整後EBITDAは前四半期から改善しています。
一方グロスマージンもQ1 2025の14.7%、Q4 2025の9.6%から26.6%へと急伸しており、収益構造は着実に良くなっています。
公式IRプレスリリースはこちら:Redwire IR
セグメント別の内訳
売上$97.0Mの内訳はSpaceセグメント$52.7M、Defense Techセグメント$44.3Mの二本柱です。
Defense Techの急成長はEdge Autonomy買収(2025年後半)の効果が主因です。
自律型無人機システムの需要を取り込んだ形で、Q1だけで海軍・海兵隊から$20M超の追加受注を獲得しています。
受注残が過去最高、Andromedaで最大B超の可能性
今回の決算で最も注目すべき数字がcontracted backlog $498.1M(過去最高)とbook-to-bill 1.92です。book-to-billが1.0を大きく超えるということは、稼いだ以上の受注が積み上がっているということ。
先行き不透明感が漂う宇宙・防衛セクターでこの数字は強いシグナルです。
さらに大きいのが米宇宙軍のAndromedaコントラクトへの採択です。
当初$1.8Bの10年間IDIQ契約(宇宙ドメイン認識)として14ベンダーの一社に選ばれていましたが、上限が$6B超に引き上げられる方向で通知を受けています。直接の受注保証ではないものの、今後の案件獲得に向けた大きな足場になります。
通期ガイダンスは維持
2026年通期ガイダンスは売上$450M〜$500M(前年比+41.6%)を据え置きました。流動性は$175.2M(現金$144.5M+未使用リボルバー$30M)と十分な水準を確保しています。
決算後の株価の動き
決算発表(5月8日)後、株価は一時20%超の急騰を見せました。数字のミスよりも記録的な受注残とAndromedaの潜在規模拡大が評価された形です。その後は$14前後で落ち着いており、52週高値$22.25からは約37%下の水準です。
まとめ
- Q1はミスだが、$42.5Mの一時費用が主因でオペレーション面は改善中
- グロスマージン26.6%へ急改善、受注残は過去最高$498.1M
- Andromedaコントラクトの上限が$6B超に拡大の可能性
- 通期ガイダンス$450M〜$500Mを維持、流動性も十分
- 株価は$14.10、52週高値から約37%下の水準
それでは、豊かな人生を。
RKLBなどとは比べて裏方的な会社ですが、それゆえ地味に続いていく可能性があります
ただ、競合他社などもいるのでうまく見極めが必要ですね




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